2022/03/16花紫からのお知らせ
【&HANAMURASAKI】さろんど九谷展 作家紹介・後編
日増しに暖かくなってまいりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
花紫では、石川県や近隣地域のアーティストや工芸作家さん、ギャラリーとコラボした作品を期間限定で販売するポップアップ展示会「&HANAMURASAKI」を開催しています。
第九弾として、NPO法人さろんど九谷さんによる展示を開催中です。
さろんど九谷展についてはこちら
実はさろんど九谷さんと花紫は深いご縁があり、
昨年に感染症拡大の影響で休館をしていた際、
さろんど九谷さんが運営する喫茶へ花紫スタッフが長期研修に行かせていただいた背景がございます。
快く受け入れてくださったさろんど九谷さんに感謝の気持ちをこめて、
このたびの&HANAMURASAKIの展示を行わせていただく運びとなりました。
また今回の展示では、さろんど九谷さんのご好意で、
実際に研修に伺ったスタッフが選んだ九谷焼作家さんを並べさせていただいております。
作家さんの作品の特徴を、スタッフの声とともにご紹介いたします。
高山 和夫 ─たかやま かずお─
独特なマットの質感と、
懐かしくも異国情緒溢れる模様が特徴。
やきものの表情やオリジナリティーを大切に、器づくりを追求している。
スタッフコメント:
マットな質感が不思議で、良い意味で九谷らしくない。
カラフルでありながらも落ち着いた雰囲気がある。
和と洋が混ざり合ったようなデザインが魅力的。
中田 雅巳 ─なかだ まさる─
多数の入選歴を持ち、海外でも活躍する作家。
表現の幅が広く、複雑でありながらもシンプルな作風が特徴。
スタッフコメント:
伝統的な九谷らしくない斬新なデザイン。
新しい価値観がかっこいい。
中村 久一 ─なかむら ひさいち─
東京都出身の作家。加賀の土に惚れ込み窯を築く。
土と炎の味わいを感じることができ、手になじむ作品。
スタッフコメント:
自然の丸みや歪みを大切にしているところが素敵。
中村さんの片口で日本酒を飲むと美味しい。
橋本 薫 ─はしもと かおる─
山里で涼やかな川音を聞きながら創作活動をしている。
現代の生活に馴染む、美しい日々の器を目指す。
柔らかく自由な線が特徴的で、動植物が生き生きと描かれる。
スタッフコメント:
可愛らしく、ほんわかとした作品。
見ていて優しい気持ちになれる。
花が生き生きとしていて、物語を思わせる絵柄。
南 絢子 ─みなみ あやこ─
刻々と変化する自然の色合いを器に描く。
柔らかな絵柄と細やかな色遣いが、情景を美しく感じさせる。
スタッフコメント:
繊細な絵付けに金彩や銀彩がアクセントとなっている。
シンプルかつモダンな造形が美しい。
森岡 希世子 ─もりおか きよこ─
表面に釉薬を使わずヤスリ磨きで仕上げることで、マットな光沢を生み出す。
光が透けるほど薄く繊細でありながらも、しっかりとしている。
凛とした曲線美と手になじむ暖かさを兼ね備える。
スタッフコメント:
透けるような白が美しい。
有機的な造形で、中に入れるものが映える。
十人十色な魅力を持つ作家さんたちが、こだわり抜いて生み出す作品の数々。
ぜひお手に取って御覧くださいませ。
さろんど九谷&HANAMURASAKI
展示期間:2022年2月18日(金)〜 5月8日(日)
※3月31日(木)、およびその翌日の午前中は休館日となります。
場所:花紫ギャラリーにて開催
ご来館の際には、ぜひお愉しみいただけますと幸いです。
※ご宿泊以外の外来のお客様もご覧いただけます。
※感染症対策にご協力くださいますようお願いいたします。
なお、感染症の拡大状況によっては変更となる場合もございますので、
ご来館前にお電話いただけると確実でございます。
TEL:0761-78-0077 受付時間:9:00~18:00